「
エルムS・G3」(14日、札幌)
昨年1番人気に応えられず4着に敗れた
クリノスターオーが、リベンジを誓い、再び夏の北海道へと乗り込んできた。今年は直接北海道に入るのではなく、ぎりぎりまで栗東で調教することを選択。「昨年は北海道で調整しましたが、思ったようにいかなかったので、今回の方法を取りました」と高橋忠師は意図を明かす。
この策が吉と出るか否か。今のところは思惑通りに来ている。栗東坂路での1週前追いでは、4F51秒2-37秒5-12秒1という猛時計を叩き出して好調をアピールした。騎乗した幸は「もともと動く馬ですが、厩舎がうまく工夫してくれて、さらに動くようになりました」と目を細める。今年は4戦して未勝利だが、主戦は「能力は落ちていません」と断言した。
ただし、気ムラな面が玉にきず。「ひと踏ん張りするかはその日の気分次第という感じ。できれば前向きさが欲しい」と幸は相棒に訴えかけるように話した。昨春の
アンタレスS以来となる重賞Vへ。札幌で復活を果たすか注目だ。
提供:デイリースポーツ