20日(土)、
オーストラリアとアメリカで、連勝街道をひた走っている牝馬が出走。いずれも勝利を収めて、連勝記録更新を果たしている。
まずは、
オーストラリアのランドウィック競馬場で行われた芝1400mのGIIワーウィックSに、ワールドランキング第3位、芝マイル区分の世界最強牝馬ウィンクス(牝5、父
ストリートクライ)が登場。
同馬にとってはここが今季初戦だったが、道中2番手から直線入り口で馬なりのまま先頭に立つと、後続に3馬身半差をつけて快勝。自身12度目の重賞制覇を果たすとともに、昨年5月にスタートさせた連勝記録を10に伸ばしている。
次走は、9月3日に同じくランドウィックで行われる芝1600mのGIIチェルムスフォードの予定。
続いて、アメリカのサラトガ競馬場で行われたダート10ハロンのGIアラバマSに、ワールドランキングのダート牝馬部門で首位の座にいる
ソングバード(牝3、父メダグ
リアドロー)が登場。
いつものように先行する競馬を見せた
ソングバードに、2番人気の
ゴーマギーゴーが執拗に絡んでいく苦しい展開となったが、3〜4コーナー中間でスパートをかけた
ソングバードが、最後は後続に7馬身差をつける圧勝。デビューから継続している無敗の連勝記録を10に伸ばしている。
次走は9月24日に
パークスで行われるダート8.5FのGIコティリヨンSの予定。
いずれも連勝記録を2桁に乗せた女傑2頭の今後に、益々注目が集まっている。
(文:合田直弘)