「新潟2歳S・G3」(28日、新潟)
重賞初Vへ、視界は良好だ。
モーヴサファイアは24日、栗東坂路で併せ馬。力強いフットワークで、4F52秒3-37秒7-12秒3をマークした。
ゼットシャンティ(3歳未勝利)に1馬身先着を決めた動きに、
池添学師は「前に馬を置いて、しまい1Fで気合をつけて抜くという指示通りでした」と満足げな表情だ。
前走時から比較し、「上にフワフワ跳ぶ感じだったけど、それがなくトモがしっかりしてきた印象です。走るフォームがすごく良くなっている」とたくましい成長に目を細める。それは数字にも表れる。前走時の馬体重が484キロで、現在は492キロ。ハードな攻めを課しても体重が減らないという。「カイ食いが落ちないので、やりやすいですよ」と牝馬ながらタフな面も兼ね備えている。
舞台は新潟。「直線が長くて広いのは合う。跳びが大きいので器用な競馬はできないけど、伸び伸び走れれば」と歓迎し、「動きも良くて乗りやすい。不安な面はない」と指揮官は胸を張った。無傷の2連勝に向け、夏の新潟でキラリと輝いてみせる。
提供:デイリースポーツ