「
新潟記念・G3」(4日、新潟)
照明灯が夜明け前のターフに弾む栗毛を金色に照らす。8月31日、
マイネルミラノが駆けだしたのは新潟芝の5Fから。ゆったりしたペースで3〜4角を抜け、直線は軽くうながし、馬なりのまま上がりを伸ばした。5F68秒5-37秒0-12秒0。ラストの一気の加速が目を引いた。
「息の入りはすごく良かったですね。函館で1週前をビッシリやって、きょうは感触を確かめたかった。上々ですね。余裕で走っている感じ」。そう証言した荒木助手は「涼しいところなので、夏バテもなく調整できています」と胸を張った。先週末の計量で、
函館記念から2キロ減の484キロだった体重も、うまく維持して週末を迎えられそうだ。
函館記念勝利後は放牧を挟み、先月17日に函館入り。25日に函館から直接新潟に入った。「環境の変化にも動じない、扱いやすい馬です。カイ葉も上がったことがないんですよ。シリーズチャンプ?めったにないチャンス。万全で送り出します」と仕上げ人は表情を引き締めた。
提供:デイリースポーツ