「
新潟記念・G3」(4日、新潟)
戸崎圭の勢いが止まらない。先週のキーンランドC。騎乗機会8連勝を狙うモレイラ騎乗の
シュウジは快調に逃げたが、
ブランボヌールを駆ってゴール寸前で阻止した。これで今夏ローカル重賞5勝目。
新潟記念の
アルバートドックできっちりと結果を出し、実りの秋へつなげるか。
今年は先週までに128勝を挙げ、リーディング首位を快走中。JRA通算でも、600勝まであと4勝と迫っている。好調の理由について、本人は「馬に恵まれていますから」と謙遜するが、それだけではないはずだ。騎乗
スタイルについて、岡部幸雄元騎手(現JRA
アドバイザー)は「アブミの位置が前と違う」と解説する。
「簡単に言えば長くなった。昨年、香港から帰ってすぐ変わった。向こうで感じるものがあったんだろう。
バランスが良く自然体の騎乗。上体を柔らかく使い、馬に隙を与えない。微妙なタッチの違いが、最後のわずかな差に出る」。表れるべくして表れた好結果というわけだ。
サマージョッキーズシリーズでは2位M・デムーロに2ポイント差をつけトップ。ここを勝てば制覇へグッと近づく。「(
アルバートドックは)乗りやすい馬ですね」。
七夕賞(1着)が初騎乗だったが、すっかり信頼関係を築いたようだ。
提供:デイリースポーツ