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小倉2歳S・G3」(4日、小倉)
夏の小倉フィナーレを飾ったのは、1番人気の
ダイワメジャー産駒レーヌミノル。浜中の強気のリードに導かれ、無傷の2連勝&重賞初制覇を果たした。
2番手追走から4角手前で早々と先頭に立ち、直線は持ったままで後続を6馬身突き放す圧勝劇。03年
メイショウボーラーがつけた5馬身差を超える同レース史上最大着差で力の違いを見せつけた。
同レース単独トップとなる4勝目を挙げた浜中は「馬の力を信じて乗りました。精神面がどっしり。なかなかこんな2歳牝馬はいません」と素材の良さを絶賛。狙っていた地元・小倉でのリーディングは川田に譲ったが「重賞を1つ勝ててホッとしています」と最後に面目を保って胸をなで下ろした。
担当の中井助手は、13年
ヴィクトリアマイルで競走を中止し、安楽死処分となった
フミノイマージン以来の重賞V。この夏、兵庫県神戸市の妙光院に眠る元相棒に手を合わせ、
小倉2歳Sの必勝を誓った。約束を果たし、喜びもひとしおだ。
この勝利で一躍、
ヒロイン候補へ。本田師は「まだまだこれから良くなる。攻め馬もまだびっしり追ったことがないから」とさらなる進化を描く。今後は「もう1回、叩いて暮れへ」ときっぱり。阪神JF(12月11日・阪神)でも、ド派手なパフォーマンスが見られるかもしれない。
提供:デイリースポーツ