「
オールカマー・G2」(25日、中山)
ゴールドアクターが計画通りに復帰する。12着に大敗した
天皇賞・春のあとは、施行時期が暑いとして
宝塚記念を回避。この秋にかけるローテを組んだ。
涼しい北海道での休養から函館競馬場を経由して8月26日に美浦入り。15日の1週前追い切りは美浦Wで雨の中、3頭併せを行った。6Fから3馬身以上追走して直線は鞍上の吉田隼の指示に鋭く反応。ゴールではパートナーと体を並べた。
中川師は「順調です。1週前なので少し負荷をかけるイメージ。時計はかかったけれどゴール後も促していい感じだった」と、調整過程に自信を見せた。
オールカマーのあとは
ジャパンC、
有馬記念と自身のベスト距離で秋の主役の座を狙う。
距離が長かったともささやかれる
天皇賞・春だが、不運が重なったとの見方もできる。コース形態上、不利な外枠を引かされ、道中もずっと馬群の外を回らされた。
中川師も「いろいろかみ合わないところがあって結果がつかめなかった」と総括した。「体は少し大きくなっているが、秋初戦。久々でも動ける馬ですから」。順調な調整過程を結果で表現する。
提供:デイリースポーツ