「
東京盃・Jpn2」(22日、大井)
4番人気の
ドリームバレンチノが直線で豪快に差し切って約1年10カ月ぶりの重賞制覇。しぶとく粘った3番人気
コーリンベリーが2着、好位から伸びた7番人気の
プラチナグロースが3着に入った。1番人気の
ダノンレジェンドは厳しい逃げ争いが響いて5着。2番人気の
ノボバカラも9着に敗れた。また、勝った
ドリームバレンチノは「JBCス
プリント・Jpn1」(11月3日・川崎)への優先出走権を獲得した。
とても9歳馬とは思えない。最後の直線で外から一気に突き抜けた古豪
ドリームバレンチノが、上がり3F36秒4の末脚を爆発させて快勝。14年10月のJBCス
プリント(盛岡)以来の重賞制覇を成し遂げた。さらに鞍上の岩田にとっても重賞勝ちは昨年10月の
レディスプレリュード(大井)での
サンビスタ以来。人馬ともにうれしい復活劇となった。
ダノンレジェンドと
コーリンベリーが激しい逃げ争いを演じる展開を、中団から追走して脚をためる好判断が光った。「じっくり乗って、この馬のリズムを守っていましたが、強い競馬ができました」と岩田は思惑通りレース内容を振り返った。
次走はもちろんJBCス
プリント。「左回りでもいい結果を残していますから、頑張って仕上げていきたい」と加用師は言葉に力を込める。「重賞の勝ち方を忘れていたので、うれしいですね」と久々のタイトル奪取の喜びをかみしめた岩田。この勢いに乗って、今度はG1を手中に収めるつもりだ。
提供:デイリースポーツ