24日、阪神競馬場で行われたラジオたんぱ杯2歳S(GIII・芝2000m)は、安藤勝己騎手騎乗の2番人気
サクラメガワンダー(牡2、栗東・
友道康夫厩舎)が直線外から伸び、先に抜け出した1番人気
アドマイヤムーンとの叩き合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは2分01秒9(良)。さらに3.1/2馬身差の3着には9番人気
ヴィクトリーランが入った。なお、3番人気に支持されていた
ニルヴァーナは7着に敗れた。
勝った
サクラメガワンダーは、
父グラスワンダー、
母サクラメガ(
その父サンデーサイレンス)という血統。伯父に
サクラチトセオー(95年
天皇賞・秋-GI)、伯母に
サクラキャンドル(95年
エリザベス女王杯-GI)がいる。7月に阪神競馬場で迎えたデビュー戦(阪神・芝1600m)は
ダイアモンドヘッド(牡2、栗東・
池江泰寿厩舎)の4着に敗れ、3戦目で初勝利。続く
エリカ賞(500万下)も制して連勝を飾っており、3連勝での重賞初制覇となった。通算成績5戦3勝。
グラスワンダー産駒は、今年重賞初勝利で
フェリシア(牝3、美浦・
上原博之厩舎)が制した04年
フェアリーS(GIII)以来、通算2勝目。
鞍上の安藤勝己騎手、管理する
友道康夫調教師共に同レース初制覇。安藤勝己騎手は、
スズカマンボで制した5月の
天皇賞・春(GI)以来となる
JRA重賞制覇で今年4勝目(通算33勝)。
友道康夫調教師は、
ワンモアチャッターで制した9月の朝日
チャレンジC(GII)に続き
JRA重賞通算2勝目となった。