3日は栗東トレセンは全休日だが、各陣営とも愛馬のケアに余念がない。
京都大賞典に出走を予定している
キタサンブラック陣営は前日に追い切りを済ませ、馬体チェックに余念がない様子だ。
「日曜にCWで追い切りました。馬なりですが予定どおり、順調です」
新馬の
ナンヨーマーズの外からゴール前で併入する内容。他の追い切りでもそうだが、ゴール付近で併せる格好になるケースが多いが、「調教では抜け出すとやめてしまうところがあるので、意図的にゴール付近で併せるようにしています」とのことだ。
春から夏にかけて、特に大きく変わった様子はないが、夏の休養のあいだに一時は約570キロまで体重が増えたそうだ。
「それでも、レースが近づくにつれて自分で体をつくる賢い馬ですからね。特に心配いらないでしょう。前走くらい(536キロ)で出走できると思います」
今週の追い切りはレースが10日(月)ということで木曜を予定しているが、台風18号の影響で天気が崩れがちなのを考慮し「天気と馬場の様子をみながら、臨機応変に決めたい」と最終決定ではないことを示唆した。
このところ崩れがちな天候から、開幕週だが当日の馬場状態の悪化も気になるところだが、「京都は相性がいいですし、良馬場にこしたことはありませんが、道悪もこなすし心配ないでしょう」と不安を一蹴した。
ちなみに、10月4日は北島三郎オーナーの誕生日。今年で80歳の誕生日を迎える。清水師とは干支がおなじで3まわり違うそうだ、「素晴らしいですね。プレッシャーがかかります」と、指揮官は傘寿に華を添えるべく、意気込みを新たにしていた。
(取材・文:花岡貴子)