「
京都大賞典・G2」(10日、京都)
秋も主役は譲らない。
天皇賞・春V、
宝塚記念3着と春のG1戦線で暴れ回った
キタサンブラックが、満を持して始動戦に臨む。
帰厩後はここまで計4本の追い切りを消化。先週の1週前追い切りでは栗東CWで意欲的な併せ馬を敢行。僚馬の
ラスイエットロス(3歳500万下)を追走する形から、6F81秒1-38秒5-11秒8をマークして併入。上々の動きを見せた。清水久師は「いつもの1週前と同じでビッシリと。前に馬を置いて攻めました。レースに向けて自分で体を作る馬。このひと追いでガラッと変わってくると思う」とうなずく。
担当の辻田厩務員は「追い切り後も落ち着いていますね。いい雰囲気です」と胸を張る。「攻め馬後の回復が早く、この馬の基礎体力はすごいなと帰厩後は感じますね」と改めて潜在能力の高さに目尻を下げ、「春の疲れが
リセットされて、予定通り楽な感じで馬も調整できています」と笑顔を浮かべた。
きょう4日は北島三郎オーナー80歳の誕生日。5日には芸能生活55周年を祝うパーティーに出向くという指揮官は、「結果を出していかないといけない馬だからね」と意気込みを新たにした。秋の飛躍を見据え、ここで弾みをつけたいところだ。
提供:デイリースポーツ