秋華賞(GI・芝2000m)に出走する関東期待の
ビッシュ(牝3・美浦・
鹿戸雄一)が、戸崎騎手を背に最終追い切りを消化。追い切り後に、管理する鹿戸調教師と
戸崎圭太騎手の共同記者会見が行われた。
■鹿戸調教師
(大一番を前にしての心境は?)
「あと2日ありますので、無事にレースに臨めればと思っています」
(最終追い切りについて)
「日曜日にやっていますし、今日の稽古は最後だけキッチリ併せて、ヤル気を出すような稽古をしてもらいました」
(前走の
紫苑Sにも勝ち、ここまでは順調に?)
「はい、順調に来ています」
(2月にデビューした時の印象は?)
「少し体が弱いところがあってデビューが遅れました。小さいですけどなかなか良い馬でしたし、時間はかかりましたけど無事に新馬を勝てて良かったです」
(
オークス3着という成績については?)
「あの頃はまだ体を維持するのが大変だったのですが、よく頑張って走ってくれました」
(夏を越しての成長は?)
「
オークスが終わった後、オーナーと相談して
紫苑S1本で行きましょうということで、ゆっくりノーザン
ファーム天栄で休んで調整してもらいました。こちらに良い状態で戻してもらいましたので、
紫苑Sはある程度やれると思って挑みました」
(
紫苑Sは戸崎騎手と初コンビでしたが?)
「一流のジョッキーなのであまり言うこともないですけど、強気の競馬をしてくれということだけ伝えました」
(精神面の成長は?)
「そんなに変わりはないですね。元々穏やかですし、乗り手の言うことをきく馬なので、いつも通りです」
(京都への遠征について)
「牧場とトレセンの行き来を何度もしていますし、あまり難しいことを考えても仕方ないので、輸送は大丈夫だと信じています」
(京都の2000mについては?)
「同じような感じで中山でも走っていますし、条件はどの馬も一緒なので、うまく立ち回れると思います」
(馬場状態、枠順の注文は?)
「予報を見る限り多分天気が良いので、良馬場でやれそうですね。あまり揉まれるのは良くなさそうなので、真ん中くらいがいいと思います」
(出走メンバーの中では
オークス最先着となるが、意気込みを)
「体調も万全で出せそうですし、
オークスでも頑張っていますので、何とか良いレースをしてほしいと思っています」
■戸崎騎手
(最終追い切りについて)
「順調に来ているということは感じました。馬は元気でしたし、良い調子で終えることができました」
(追い出した時の反応は?)
「手応えも十分ありましたし、先週日曜日もやれているので、今日は反応を見るというか調子を見る程度でいいと言われていたので、感触だけ掴んできました」
(初めてコンビを組んだ
紫苑Sについて)
「初めて乗せて頂いたのが追い切りだったのですけど、その時から手応えも感じていましたし、乗りやすさもありましたので、前走も自信を持って乗せて頂きました」
(本番に向けて視界良好のレースで?)
「そうですね、思った以上の走りを見せてくれましたので、僕も自信になりました。何一つ心配もなく乗せて頂けるなと感じました」
(それまでの
ビッシュに対する印象は?)
「体が小さいのでどんな感じの馬なのかというのと、センスのいい走りをしているなと感じていました。乗せてもらっては、体は小さいですけど体全身で走っていて、あまり小ささを感じさせないフットワークでした」
(本番ではどんなレースを?)
「リズム良く行って、最後いい脚を使ってくれればという感じですね」
(京都2000mの攻略の鍵は?)
「特にはないです」
(メンバー中、
オークス最先着馬ですが?)
「実力はありますので、僕はしっかり騎乗したいと思います」
(最後にメッセージを)
「前走もいい形でいいパフォーマンスを見せてくれていました。調子も良いですし、僕も自信を持って乗せて頂きますので、応援よろしくお願い致します」
(取材・写真:佐々木祥恵)