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クロコスミアに騎乗予定の
岩田康誠騎手――前走
ローズSを振り返ってください。
岩田 内枠でしたし、枠順を生かしてゲートから出していきました。どこからでも、という気持ちはあったんですが、馬自体は結構前に行けたのでそういうレースもできるんだな、と思いました。
――改めて、この馬の持ち味は?
岩田 休み明けでプラス14。ふっくらした体で出れたのはよかったですね。あまり興奮というか、ピリピリしているところもなく落ち着いていたのもよかったと思います。
――京都内回り2000mについては?
岩田 申し分ないですね。
――最後に意気込みを。
岩田 チャンスはあると思うので、なんとかベストのレースができればと思います。
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クロコスミアを管理する西浦勝一調教師
――前走
ローズSを振り返ってください。
西浦 いや〜、あそこまでいったなら勝って欲しかったですね(笑)。スタートもよかったし、馬場も悪かったので岩田くんに「できたら内ピッタリをまわってくるように」とは言っていたんですが。まさか、逃げる展開になるとは思っていませんでした。でも、それは岩田くんの判断でああしていい競馬をしてくれましたし、馬もよく粘ってくれました。馬の状態がすごくよくなっていて、なんとか3着までに入って
秋華賞の権利をとってほしいと思っていたのでホッとしました。
――春から夏にかけての変化は?
西浦 精神的に大人になり、自分をコントロールできるようになりました。精神面が大人になったのに伴って、体のほうも成長してきていると思います。
――今回の作戦は?
西浦 とやかく指示を出すより、岩田くんがレースに行ったとき、その流れにのって競馬してくれると思います。だから、そのあたりに期待したいと思います。
――京都内回りの2000m、どのような乗り方がいいのでしょうか?
西浦 勝つ乗り方でしょう。
――ヒントは?
西浦 わからないです(笑)。ハナ行って逃げるのか、後ろから差すのか、それはレースが終わってみないとわからないんですが。勝った乗り方が最高なんじゃないかな、と思っています。
――今朝の最終追い切りはいかがでしたか?
西浦 先週、併せてしっかりやったので、今週は調整程度です。
――馬なり程度でしたでしょうか?
西浦 そうですね。馬場もだいぶ悪いので無理はさせたくなかったんです。でも、動きはよかったです。状態もいいかんじできているので、あとは無事レースを迎えられればと思っています。
――ラ
イバル関係は?
西浦 いやー、ラ
イバルとかそういうんじゃない。どこまで力が通用するのか、それを見たいですね。楽しみですね。
――最後に意気込みを。
西浦 また
ローズSのようにアッと言わせる競馬ができたらいいですね。ファンの皆さんに応援をお願いして、レースを迎えたいと思います。応援よろしくお願いします。
(取材・写真:花岡貴子)