90年の朝日杯3歳S・G1を制し、同年の最優秀3歳牡馬に輝いた
リンドシェーバーが14日朝、老衰のため死んだ。28歳だった。
90年7月の札幌新馬戦で美浦・元石孝昭厩舎からデビュー。8馬身差の圧勝で勝ち上がると、続く
クローバー賞も連勝。函館3歳Sこそ
ミルフォードスルーの2着に敗れたが、4戦目の朝日杯3歳SではレコードVを決めた。
91年の
弥生賞で
イブキマイカグラの2着に敗れ、次戦への調教中に骨折。通算6戦4勝、2着2回の成績で引退した。6戦全てで
的場均騎手(現調教師)が手綱を取り、全戦で1番人気に推された。
種牡馬としては
ギャラントアロー、
サイコーキララ、
ルスナイクリスティなどの重賞ウイナーを輩出。種牡馬引退後は、公益財団法人
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの引退名馬けい養展示事業の助成対象馬として、十勝軽種馬農業協同組合の種馬所で余生を送っていた。
十勝軽種馬農業協同組合の中川郁夫さん「賢くて利口な馬でした。多くのファンがいる馬で、先日も大阪から会いに来てくださいました。応援してくださった方々に、この場を借りてお礼申し上げます」
提供:デイリースポーツ