「
秋華賞・G1」(16日、京都)
姉の無念を晴らし、3番人気の
ヴィブロスが急成長をアピール。完璧な内容で最後の1冠をもぎ取った。
クロコスミアが果敢に主導権を奪い、前半の5F通過が59秒9とやや速い流れ。これを中団でじっくり待機。4角過ぎで
ゴーサインを送ると、瞬時に反応して戦闘モードへ。直線はしっかりと末脚を伸ばし、内から迫る
パールコードとの競り合いを半馬身抑え、1分58秒6のタイムで快勝した。
惨敗を繰り返した春とは一変した姿に、
福永祐一騎手は「一番欲しいポジションが取れたし、道中もいいリズムで進めた。直線は、これで負けたら仕方ないという気持ちで追っていた」と大仕事を終えてホッとした様子。「いい瞬発力を持っているし、まだまだ成長してくれると思いますよ」と、今後のさらなる飛躍を誓った。全姉
ヴィルシーナは3冠レース全てで2着。姉も所有していた元大リーガーの“大魔神”佐々木主浩オーナーも満面の笑みで愛馬を出迎えた。
2着に4番人気の
パールコード、3着には8番人気の
カイザーバルが入った。
桜花賞馬
ジュエラーは4着、1番人気の
ビッシュは見せ場なく10着に終わった。
提供:デイリースポーツ