3歳クラシック最終戦・
菊花賞。今年の中心は春の実績馬で前哨戦も勝っている、
ディーマジェスティと
サトノダイヤモンドだろう。
ディーマジェスティが
皐月賞との2冠を達成するか、
サトノダイヤモンドが悲願のGI制覇を果たすか、それとも。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■10/23(日)
菊花賞(3歳・牡牝・GI・京都芝3000m)
サトノダイヤモンド(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は秋初戦の
神戸新聞杯を突破。最後はクビ差まで詰められたものの、本番を見据えた余裕残しの仕上がりで、久々の分掛かっていたことも考えると十分な結果と言える。世代トップクラスの力を持ちながら、春は
皐月賞で不利を受け、
日本ダービーでは落鉄と運が向かなかっただけに、このクラシック最後の1冠は譲れない。
ディーマジェスティ(牡3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)も秋初戦の
セントライト記念をV。着差こそ小さかったが、他馬の動きを見ながらの追い出しで、余力十分の勝利だった。今回が関西圏初登場というのはやはりマイナス点になるが、それをはね除ける力は当然ある馬。
皐月賞との2冠制覇なるか。
エアスピネル(牡3、栗東・
笹田和秀厩舎)は
神戸新聞杯で5着に敗れたが、いつもとは違う後方からの競馬で、
菊花賞のための試走だったのは明らか。評価を下げる必要はないだろう。春のクラシック上位馬の中では最も距離不安が懸念されているが、そこをクリアできれば巻き返しは必至。
その他、
神戸新聞杯3着で距離延長への期待も大きい
レッドエルディスト(牡3、栗東・
笹田和秀厩舎)、
神戸新聞杯で
サトノダイヤモンドを追い詰めた
ミッキーロケット(牡3、栗東・
音無秀孝厩舎)、
札幌記念で
モーリスに迫った
レインボーライン(牡3、栗東・
浅見秀一厩舎)、連勝中の
ウムブルフ(牡3、美浦・
堀宣行厩舎)・
シュペルミエール(牡3、美浦・
木村哲也厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。