23日に京都競馬場で行われた第77
菊花賞(GI)を制した
サトノダイヤモンドは、一夜明けた24日、栗東の自厩舎で元気な様子をみせた。
「いつものレース後と変わりありません。落ち着いていますよ」と担当の中澤助手は笑顔で答えた。
中澤助手は、ゲート入れの付き添いのためにゲート付近までついて行ったため、レースは移動のバスの中で観戦した。
「直線で力強く抜け出したとき、『勝った』と思いました」
1番人気に推された
皐月賞では不利を受けて3着。2番人気だった
日本ダービーでは落鉄、と春はアク
シデントが続いた。その後、夏を越し、前哨戦の
神戸新聞杯を制して
菊花賞で再び1番人気に支持されて挑んだ一戦だった。
「これだけの馬ですし、GIを勝ててホッとしました」
そう言いながら、中澤助手は安堵の表情を見せた。
「あとで
ルメール騎手から少しだけ引っかかったと聞きましたが、全体的には落ち着いて自分の競馬をしていましたよね。よかったです」
今週、池江厩舎は
スワンS(GII)に同馬主の
サトノアラジンを、東京の天皇賞(秋・GI)には
ラブリーデイと
サトノノブレスを送り出す。
「ダイヤモンドに続いて、
アラジンも
ラブリーデイもノブレスも頑張ってくれるといいですね」
(取材・写真:花岡貴子)