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【天皇賞】ルージュバック究極の仕上がり!ブエナビスタ以来の牝馬Vへ

デイリースポーツ
  • 2016年10月28日(金) 06時00分
天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

 目下重賞2連勝中の紅一点ルージュバックが27日、美浦Wの3頭併せでシャープな動きを披露した。短期放牧から帰厩後、1週間にも満たない中で見せた抜群の気配。10年ブエナビスタ以来の牝馬Vに向けて視界は良好だ。なおこの日、伝統の舞台に挑む出走馬15頭と枠順が決定。馬券は28日から一部ウインズで前々日発売される。

 美浦に戻ったのは21日。入厩から1週間にも満たないルージュバックが、究極の仕上がりを披露した。美浦Wでパリファッション(2歳未勝利)、ストリートオベロン(4歳500万下)との3頭併せ。4角を回って気合を入れられると、ストライドを鋭く伸ばした。ラスト1Fだけで2頭に0秒8差をつけてのぶっちぎり。肩の出は毎日王冠より数段柔らかく、反応も鋭い。

 見届けた大竹師は「レース間隔が今までになく短いし、毎日王冠でほぼ(体が)できていた。きょうはやり過ぎないことがテーマ」と調教の意図を説明。「3歳の時の追い切りの派手さはなくなってきているが、力強さは出てきている。今回は反応も鋭くなっていたし、合格点をあげられる」と歯切れ良く話した。

 枠順にも納得だ。5枠9番に、「特にゲートがうるさい馬ではないので、偶数、奇数は関係ないでしょう。真ん中の枠でいいと思います。あとはジョッキーに任せます」と笑顔をのぞかせる。

 強いて課題があるとすれば馬体重だろう。短期放牧から帰厩した21日の時点で443キロ。前走馬体重と比較して11キロ減だった。「カイバは食べていて、26日で450キロ。追い切ったからレースで440キロ台には落ちるでしょうね。あとはレースまでどう維持できるか」と師。決戦までの3日間。微妙なさじ加減が鍵を握りそうだ。

提供:デイリースポーツ

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