今年のGI
ケンタッキーダービー(d10F)勝ち馬
ナイクィスト(牡3、父アンクルモー)が、11月5日にサンタ
アニタで行われるGIブ
リーダーズCクラシック(d10F)を回避することになった。管理するダグ・オニール調教師が、29日(土)に明らかにしたものだ。
ナイクィストは27日(木)にサンタ
アニタで、ブ
リーダーズCへ向けた追い切りを敢行。ブ
リーダーズCターフに出走を予定している同厩のレイルズ(牡3、父スクエアエディー)と併せ馬を行い、先行した同馬に半馬身差まで詰め寄ってフィニッシュ。7F=1分27秒4の時計をマークした。
ところが、調教後に同馬が前脚の球節を気にする素振りを見せ、レントゲンを撮った結果、骨折など大きな怪我ではないことが判明したものの、ブ
リーダーズCは回避することが決まったものだ。
2歳時の昨年、デビューから無敗の5連勝でGIブ
リーダーズCジュヴェ
ナイル(d8.5F)を制し、全米2歳牡馬チャンピオンとなった
ナイクィスト。3歳春も
ケンタッキーダービーまで3連勝し、無敗の連勝記録を8まで伸ばしたが、GI
プリークネスS(d9.5F)で3着に敗れて連勝が止まると、GIハスケル招待(d9F)4着、GIIペンシルヴェニアダービー(d9F)6着と、3連敗を喫していた。
ナイクィストは、現役を終えた後にダーレーにて種牡馬入りすることが決まっているが、このまま引退するのか、現役を続けるのかは、まだ発表されていない。
(文:合田直弘)