京王杯2歳S(GII・芝1400m)に美浦から出走する注目馬について、関係者のコメント。

コウソクストレート(牡2・美浦・中舘英二)について、中舘調教師。
「中1週の競馬になるので、先週は疲れを取るのに専念しました。今週(11/2)は脚慣らし程度の攻め馬でしたが、動きは良かったですね。このレースまでは使うということをジョッキーにも伝えていましたので、それを踏まえて乗ってくれたと思います。前走(くるみ賞・500万下・1着)は本当に強かったですし、迫力あるレースをしてくれました。ただ前走は噛んでいましたので、そこだけが少し心配ですね。この馬の将来を占う意味でも、このあたりで強い馬と競馬をするのもいいのではないかと思います」

ディバインコード(牡2・美浦・栗田博憲)について、柴田善臣騎手。
「初戦はテンションが高かったですが、前走(アスター賞・500万下・1着)からコントロールがきくようになりました。これまではうるさいイメージがあったのですが、中間放牧に出たのが良い方に出たようで、今週(11/2)は落ち着いていました。追い切りの動きも良かったですし、その後の息遣いも乱れがなくて雰囲気も良かったです。前走はマイルでもうまく走っていましたが、現状では1400mが1番合っているように思います」

タイムトリップ(牡2・美浦・菊川正達)について、菊川調教師。
「1週前にジョッキーが騎乗してしっかりやっているので、今週(11/2)はサラッとやりました。前走(カンナS・OP・1着)は外から来られて厳しい競馬になりましたが、終いもしっかりした脚を使ってくれました。まだ緩さは残っていますが、成長してきてだいぶしっかりしてきました。このレースを目標に調整を進めてきて、仕上がりも良好です。重賞で相手は揃いますが、楽しみですね」

ダノンハイパワー(牡2・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「前走(カンナS・OP・2着)後は短期放牧に出しました。1週前に併せ馬でやっていますので、今週(11/2)は調整程度の追い切りでしたが動きは良かったです。前走はスタートで遅れ、後ろからになりましたが、直線で外に出してからの伸び脚が良かったですし、あのような競馬ができたのは収穫でした。前走の内容からも距離が延びても対応できるでしょうし、重賞でどこまでやれるか楽しみです」

ダイイチターミナル(牡2・美浦・高市圭二)について、嘉藤貴行騎手。
「今週(11/2)の追い切りはこれまでで1番折り合いがついて、動いてくれました。先週は緩さがありましたが、今週は良かったですし、馬も成長しています。前走(小倉2歳S・GIII・2着)は小倉の1200mということもありペースが速くて引っ掛からなかったですが、力む面があるのでそこが鍵ですね。前走もそうでしたが、小柄なわりに馬場が悪いのが得意です。前走は小倉だったので他の馬との比較はつかないですが、ここで走れれば先々が楽しみですね」

ドウディ(牡2・美浦・佐藤吉勝)について、佐藤調教師。
「中間も順調に来ていますし、今週(11/2)の追い切りの動きも良かったですね。成績は崩れていませんが、今回は重賞で相手も強いですし、力試しのレースになるでしょう」

(取材・写真：佐々木祥恵)