栗東トレセンは14日は全休日。
マイルCSで初のGIタイトルを狙う
サトノアラジンは厩舎で静養していた。前走の
スワンSは5か月の休み明けだったが、大外一気で快勝。担当の山元助手は、デビュー前から期待されていた愛馬の2つめの重賞勝ちに安堵していた。
「背中の感触がとてもいい馬でしたから、デビュー前からGIを勝てるだけの馬だと思っていました。特に新馬を勝った後にその気持ちは確信に変わりました。でも、大型馬で小脚が使えないタイプで競馬に注文がつくことがあったり、運がなかったりで悔しい思いが続きました。それだけに前走は休み明けでまだ本来の動きではなかった状態にも関わらず勝てました。着実に力をつけてきていますね」(山元助手)
この中間はひと叩きされての上積みが感じられるそうだ。
「トモの踏み込みも良くなりました。体全体もすっきりしてきて、叩いての上積みが感じられます」
悲願のGI制覇に向けて順調な仕上がりを見せている。
「あとは運があれば、という気持ちです。スムーズな競馬ができればチャンスはあると思います」
(取材・文:花岡貴子)