11月5日にサンタ
アニタで行われたGI・
BCクラシック(d10F)で2着に敗れ、今季初の敗戦を喫した北米ダート路線の古馬最強馬
カリフォルニアクローム(牡5)。来春の種牡馬入りが決まっており、来年1月28日にフロリダ州のガルフ
ストリムパークで行われる第1回
ペガサスワールドC(d9F)が引退レースになる予定だが、その前に、長年拠点としてきた
カリフォルニア州のロスアラミトス競馬場で、もう1戦する可能性が浮上している。
2歳4月のデビューから前走まで25戦を消化。7つのGIを含む10の重賞を制している
カリフォルニアクロームだが、管理する
アート・
シャーマン調教師が厩舎を構えるロスアラミトス競馬場では、一度も実戦を走ったことがない。
そこでロスアラミトス競馬場は、12月8日から18日まで行われる冬開催の間に、
カリフォルニアクロームが走れる条件のレースを創設し、
ペガサスワールドCへ向けた
ステップレースとして走ってもらうことを画策。
カリフォルニアクローム陣営も、これを前向きに検討する姿勢を見せているものだ。
具体的には、12月17日に「3歳以上、ダート8.5ハロン」の特別戦を組む方向で、関係者が協議に入っている。
BC以降では初めてとなる強めの調教を19日(土曜日)に行った
カリフォルニアクロームが、地元のファンの前で最後の走りを披露することになるか、その動向が注目されている。
(文:合田直弘)