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ジャパンカップ・G1」(27日、東京)
目下10連勝中と圧倒的な強さを誇る日本勢。その大将格となるのは
武豊騎乗の
キタサンブラックだ。歌手の北島三郎オーナー(80)は、8月下旬に自宅で転倒し9月12日に都内の病院で「頸椎症性脊髄症」の手術を受けたばかり。だが、
ジャパンCの大一番を前に「馬もオレもすこぶる順調だよ」と、人馬とも状態の良さをアピールした。
転倒直後は歩行困難となり、車いすの生活を強いられたが、懸命にリハビリに励んだことで、現在は普通に歩行できるまで回復している。
自身の仕事の本格的復帰は年明けになる見込み。だが馬主としての“活動復帰”は、この
ジャパンCからの予定だ。9月の手術前に本紙の取材に「オレもJCを目標に頑張るよ」とジョークを飛ばしていたが、その言葉通り、当日は東京競馬場で、久々に生観戦する予定となっている。
「勝負は時の運だよ」と、今回、勝ち負けには終始控えめな発言。ただ昨年の
菊花賞制覇時には「まだまだ成長する馬。“来年の秋”ぐらいが楽しみ」と話していただけに、体調が整った今、愛馬の“実りの秋”をしっかりと見届けるつもりだ。
提供:デイリースポーツ