ジャパンC(G1・芝2400m)に出走する
ゴールドアクター(牡5・美浦・
中川公成)が、
吉田隼人騎手を背に最終追い切りを消化。管理する中川調教師と
吉田隼人騎手の共同記者会見が行われた。
中川調教師
(今日の最終追い切りの内容は?)
「誘導する馬を前に置いてその後ろで折り合いの確認をしたのと、直線で外に出してその時の反応を見るという内容でした。問題ない動きだと思います」
(ゴールを過ぎてもジョッキーが動かしていたが?)
「ゴールを過ぎて1ハロンくらいはそのままの状態で流すという、この馬のいつもの調教です」
(前走の
オールカマー1着を振り返って)
「休み明けで馬が少し重く、これを使えば良くなるだろうという状態で、結果を出してくれました」
(前走後の馬の雰囲気は?)
「休み明けを使って、良くなりましたね。毛ヅヤも良くなりました」
(GIに向けて納得いく状態になった?)
「その予定でやってきましたから」
(昨年の
アルゼンチン共和国杯1着以来の東京、そして2400mという舞台については?)
「去年の秋、アルゼンチンとその前の
オクトーバーS(東京芝2400m・1600万下・1着)で走っていますし、コースに関しては心配していません」
(5歳となって改めて馬が変わってきたところは?)
「よく聞かれますが、どこが変わったかは一概には言えません。少し幅は出てきたと思います」
(JCに有力馬を送り出す気持ちは?)
「大きなレースなので、出走させられるのは光栄です」
(最後に意気込みを)
「春は結果を出せなかったのですが、秋のレースに向けて予定通り競馬も調教も順調に消化してきました。力は出せると思うので、応援のほどよろしくお願いします」
吉田隼人騎手(最終追い切りの感触は?)
「先週結構強めにやって、先週より動きが軽くなったと思います」
(前走の
オールカマー1着について)
「大敗した後だったのですが、ちゃんと力のあるところを見せてくれました。秋のG1に向けて大事な一戦でしたが、内容のあるレースがしっかりできました」
(JCに向けて変化は感じるか?)
「毎回間隔とってリフレッシュさせて良い状態でレースに出走していますので、そんなに変わらないです」
(十分な手応えを持ってG1に臨めそう?)
「はい」
(東京の2400mでどんなレースを?)
「戦ったことのない強い相手が多いので、挑戦者のつもりでぶつかりたいと思います」
(この馬が1番力の出せそうな競馬の
スタイルは?)
「乗りやすい馬ですし、トータル的に能力の高い馬なので、特にどういう競馬というのはないです」
(出方が気になる馬は?)
「強い馬が多いので、みんな気になりますね」
(その中でもこの馬らしい競馬をするだけ?)
「そうですね。走る馬ですし、やることはやりました。あとは馬を信用して、僕がしっかり乗るだけですね」
(デビュー13年目でJC初騎乗となるが?)
「これだけの有力馬に乗せてもらえて、ずっとコンビを組ませてもらって、一歩ずつ上がってきたので、こういう夢舞台で戦えるのは本当にありがたいことですね」
(最後に意気込みを)
「一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします」
(取材・写真:佐々木 祥恵)