3歳牝馬の
ビッシュ(牝3・美浦・
鹿戸雄一)は、昨日(11/23)
幸英明騎手が美浦に駆け付け、追い切りに騎乗した。馬から降りた幸騎手は「とても乗りやすいですし、思い通りの追い切りができました。バネもありますね。長く良い脚を使うと聞いていましたが、調教の感じでは切れる印象があります」と、好感触を得た様子。
1番人気ながら10着に敗れた前走の
秋華賞(GI)に関しては「これまでのレースもVTRで見ましたが、
秋華賞は力負けではないと思いますし、あのレースは参考にしなくていいでしょう」と見解を述べた。「相手も強いですが、53キロの斤量でその差が埋められたらと思います。乗りやすい馬なので、距離も問題ないでしょう」と見通しを話して、美浦トレセンを後にした。
去勢明け初戦の
アルゼンチン共和国杯(GII)で5着となった
フェイムゲーム(セン6・美浦・
宗像義忠)も、昨日ウッドチップコースで追い切りを消化。追い切り後の宗像調教師のコメント。
「3頭併せのような形でしたが、1頭前に馬を置いての実質2頭併せでした。
宝塚記念(GI・17着)の時と違って反応も良く、真面目に走っていました。ゴールを過ぎた後も鞍上が押して走らせていましたので、体調も良いのでしょうね。活気もありました。去勢をしましたので、体が戻るのにはもう少し時間がかかりそうですが、今回の体付きでも大丈夫だと思います。去勢をしたことで扱いやすくなりましたね。馬場は悪くなってもある程度ならこなせるのではないかと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)