「
ジャパンC・G1」(27日、東京)
果敢にハナを主張した1番人気の
キタサンブラックが、名手のエスコートで文句なしの完勝を決めた。指揮官も歓喜の瞬間に酔いしれた。G1・3勝目を達成した
キタサンブラックに、清水久師は「本当にうれしいですね」と照れ笑いを浮かべた。
昨年のダービーは14着。キャリア唯一の2桁着順を喫して以来、約1年半ぶりとなる府中での一戦だった。「今回、“東京の2400メートルはどうですか?”という質問が多かった。私自身はここでも走れると思っていました。本当によく走ってくれたし、ジョッキーも上手に乗ってくれました」と周囲の不安を一掃した人馬をたたえた。
海外遠征については「まだオーナーとは話していませんが、距離的には
ドバイシーマクラシックや
凱旋門賞といったところは、自然と出てくると思います。ジョッキーも海外経験は豊富ですし、相談していきたい」と前向きだったが、まずは師走の
有馬記念が目標。「去年(3着)の事もあるので借りを返したい」と気を引き締めた。
提供:デイリースポーツ