「チャンピオンズC・G1」(中京、4日)
胸に刻まれた屈辱を晴らす時がやってきた。
ジャパンCダートがチャンピオンズCと名称変更されてから過去2年、ともに1番人気に指名されたのが
コパノリッキーだった。しかし、結果は無残にも12、7着と、上位争いにも参加できなかった。今年こそは-。戴冠への思いは、どの馬よりも強いに違いない。
「体調はキャリアを重ねて安定していますし、過去2年と変わらない状態で挑めると思います。何とか欲しいタイトルですからね」と村山師は言葉に力を込める。本番2日前となる2日朝は栗東坂路を1本(4F65秒5-47秒7-15秒4)。ビルドアップされた筋肉を見れば、大目標のレースに向け、抜かりなく仕上がっていることが分かる。
悲願のタイトル奪取を後押しするのが枠順だ。「いい枠が当たりました。ポジションにこだわらず、スムーズに相手を見ながら行ける」と指揮官は真ん中より外めの6枠11番を歓迎した。流れに応じて立ち回れる理想的な枠番は、陣営に勇気を与えている。
いざ、通算9度目のG1制覇へ。過去2度の悪夢を払拭(ふっしょく)して、
リッキーが王者復活を果たす。
提供:デイリースポーツ