カペラS(GIII・ダ1200m)で、中央の重賞初勝利を狙う
コーリンベリーと、ここ2戦の凡走から巻き返したい
ノボバカラについて、管理する各調教師に話を聞いた。
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コーリンベリー(牝5・美浦・
小野次郎)について、小野調教師。
「言い訳はしたくないですけど、前走(
JBCスプリント・JpnI・3着)は大外枠でしたからね。あの枠からでは、あれ以上前には行けませんでした。元々硬さのある馬ですが、前走は柔らかみがあって本当に良い状態でした。その状態をそのまま維持していますし、追い切りの動きも良かったので、良い感じで臨めそうです。
中山は初めてになりますが、右回りの方が結果が出ていますから、さほど気にしていません。芝スタートはやってみなければわかりませんが、多分大丈夫だと思います。逃げて結果が出ていますから、それが1番良い形なのでしょう。あとは弘平(松山騎手)に任せます。ダート短距離路線は厳しいですから、ここで賞金を加算したいですね」
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ノボバカラ(牡4・美浦・
天間昭一)について、天間調教師。
「今回は1200mですし、気合いを入れたままレースに臨みたかったので、先週に引き続いて今日(12/7)もジョッキーが乗ってビッシリ追い切りました。先行しながら勝負どころで自分から動いていくのが、この馬の勝ちパターンですが、ここのところそれができていませんでした。自分の形にならないとモロい面がありますね。
芝スタートは苦にしませんし、ペースが速いくらいが良いのではないかと思います。距離の1200mも北海道ス
プリント(JpnIII・2着)で
ダノンレジェンドとハナ差の勝負をしていますし、スタートさえ出遅れなければ対応できるでしょう。
コーリンベリーと地方馬がどのくらい行くのかを見ながら、うまく対応できればと考えています。馬の状態は良いので、何とかしたいですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)