朝日杯FS(GI・芝1600m)に美浦から出走予定の
サトノアレスと
ダイイチターミナルについて、管理する各調教師に取材した。
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サトノアレス(牡2・美浦・
藤沢和雄)について、藤沢調教師。
「前走(
ベゴニア賞・500万下・1着)は、ペースが遅くて掛かるのではないかと心配しましたが、問題なかったですね。騎乗したムーア騎手も、良いところまで行ける馬だと言ってくれました。今日(12/14)は全兄の
サトノフェラーリと併せました。さほど速い時計はなかったですが、中2週なので調整程度でした。動きも反応も良くて楽でしたね。兄弟はスピードはあるのですが、少し気持ちが弱い面があります。その点、この馬は逞しいですし、上の2頭とはメンタル面が違いますね。
レースを使うたびに、体は徐々に良くなってきています。体重は増えていますが、輸送もありますし、前走と同じくくらいの体重で出走できそうです。北海道から山元トレセン、そして美浦、札幌、中山、東京と、いろいろな場所を回ってきていますので、関西への輸送も大丈夫だと思います。相手は強くなりますが、期待しています」
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ダイイチターミナル(牡2・美浦・高市圭二)について、高市調教師。
「前走(
京王杯2歳S・GII・8着)はかかってしまいましたが、小細工をしない方が良いタイプですし、今回は最初から馬の後ろに入れて正攻法の競馬をしたいですね。今日(12/14)の追い切りは動く馬と併せましたが、それを相手にしないくらいでしたし、反応もしてくれて良い動きでした。まだこれからの馬ですが、以前に比べるとトモに張りが出てきましたし、馬に厚みも出てきました。馬の後ろで
リラックスして走ることができれば、距離も大丈夫だと思います。
(取材・写真:佐々木祥恵)