2016年の
中央競馬もいよいよ最終週。1年の締めくくりとなる
有馬記念には、ファン投票1位の
キタサンブラックをはじめ、
グランプリに相応しいメンバーが揃った。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■12/25(日)
有馬記念(3歳上・GI・中山芝2500m)
キタサンブラック(牡4、栗東・
清水久詞厩舎)は
ジャパンCを完勝。東京芝2400mという逃げ切りが難しく、自身も
日本ダービーで14着と大敗していた条件で、全く他馬を寄せつけない完璧な逃げ切り勝ちを披露した。ここも勝って今年国内GIを3勝となれば、
年度代表馬のタイトルも大きく近づくだろう。
サトノダイヤモンド(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)はクラシック最終戦・
菊花賞を制覇。4コーナーから直線で完全に抜け出すまでノーステッキ、という圧巻の内容で春無冠の鬱憤を晴らした。ここで3歳馬のエントリーは本馬のみだが、並みいる強豪古馬を破って世代のレベルの高さを証明できるか。
ゴールドアクター(牡5、美浦・
中川公成厩舎)は昨年の覇者。前走の
ジャパンCは伸びきれず4着に終わったが、これは馬体が増えていた(プラス8kg)ことが影響したか。今回は相性抜群の中山コース、巻き返しての連覇を期待したい。
その他、
ジャパンCで2・3着の
サウンズオブアース(牡5、栗東・
藤岡健一厩舎)・
シュヴァルグラン(牡4、栗東・
友道康夫厩舎)、春秋
グランプリ制覇を狙う
マリアライト(牝5、美浦・
久保田貴士厩舎)、休み明けの
エリザベス女王杯で3着の
ミッキークイーン(牝4、栗東・
池江泰寿厩舎)、距離不安も中山では無敗の
ヤマカツエース(牡4、栗東・池添兼雄厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時25分。