昨年末の
グランプリは
サトノダイヤモンド(牡4歳、栗東・池江)が完勝。世代レベルの高さを証明したが、
天皇賞・春、
ジャパンCを制した
キタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久)も反撃に虎視たんたん。ともに海外を視野に入れる古馬2頭が、2017年も存在感を示しそうだ。3歳牡馬クラシック路線は
タレント豊富も、
サトノアレス、
レイデオロ(ともに美浦・藤沢和)が中心に。牝馬も同厩の
ソウルスターリングが一歩リードという状況だ。
朝日杯FSは
サトノアレス、
ホープフルSは
レイデオロと、藤沢和厩舎が2歳牡馬の主要レースを制圧。名門復活を強く印象づけた。前者はキャリアを重ねて素質を開花させ、後者は3戦3勝で2016シーズンを終えた。クラシックロードをどういう形で歩んでいくのか。興味は尽きない。
だが、牡馬は
タレントが豊富。サウジアラビアRC、東スポ杯2歳Sを制した
ブレスジャーニー、京都2歳Sを制した
カデナも互角以上の評価が必要かもしれない。ほかにも
スワーヴリチャード、
ヴァナヘイム、
アルアイン、
ペルシアンナイト、
アウトライアーズ、ズアーなど素質馬ぞろい。最強と言われた前年を上回る逸材がそろっている。
牝馬は、
阪神JFで圧倒的な強さを示した
ソウルスターリングが一歩リードしている状況。同レース2着の
リスグラシューが最大のラ
イバルとなりそうだ。
提供:デイリースポーツ