日経新春杯(GII・ハンデ・芝2400m)に美浦から出走する3頭について、追い切り後の各調教師のコメント。
モンドインテロ(牡5・美浦・
手塚貴久)について、手塚調教師。
「前走(
ステイヤーズS・GII・3着)は展開が向かず、残念な競馬でした。前走後は1週間ほど短期放牧に出て、戻ってきてからも順調ですし、今日(1/11)の追い切りの動きも良かったですね。
前走より今回の方が距離は合っていると思います。右回りが良いこともありますが、京都2400mは実績があります。あとは天気ですね。道悪はそこそここなせるとは思いますが、あまりにも悪くなると厳しいです。当日雨が降らなければ、チャンスはあるのではないかと期待しています」
ウインインスパイア(牡6・美浦・
高橋祥泰)について、高橋調教師。
「前走の
ステイヤーズS(12着)後は放牧に出し、長距離のハンデ戦が魅力でしたので、このレースを目標に調整をしました。追い切りの動きもしっかりとしていますし、ここ数戦では1番調子が良いと思います。
今の京都の馬場は荒れ気味なので、その点は良さそうですね。重賞でメンバーも揃っている上に、ハンデ(53キロ)ももう少し軽くても良いのではと思いますが、展開や馬場状態の助けがあれば、ある程度はやれるでしょう。鞍上は三津谷騎手になりました。思い切った競馬を期待したいです」
トルークマクト(牡7・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「京都コースは瞬発力勝負になるケースが多いので、今日(1/11)はそれに対応できるように意識的に短めの追い切りにしました。反応も良かったですね。これまで冬場はあまり良い馬ではなかったのですが、今回は昨年秋からここまでレースを使ってきた流れの中でも、馬に硬さは見られません。あとは32秒台の速い上がりになりそうな馬場状態や展開にならなければと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)