「
日経新春杯・G2」(15日、京都)
京都金杯を
エアスピネルで制覇した笹田厩舎が、同じ明け4歳馬で2週連続の重賞Vを狙う。昨年、ダービー、
菊花賞とクラシック路線を歩んだ
レッドエルディスト。キャリアは浅いが、その分、伸びしろもたっぷり。成長力を武器に重賞初美酒といく。
僚馬に続け!
京都金杯制覇で幸先いい17年のスタートを切った笹田厩舎。
エアスピネルの背中を追い、
レッドエルディストが
日経新春杯Vを描く。
エアスピネルと
レッドエルディストは同じ明け4歳馬。15年9月デビューの
スピネルに対して、
エルディストは16年1月と遅めのデビュー。初対決はダービーで、その後はともに
神戸新聞杯、
菊花賞とクラシックロードを歩んできた。
エルディストが先着したのは
神戸新聞杯だけだが、「完成度の差もあった」と振り返るのは笹田師だ。今後については「
スピネルは二千以下、
エルディストは二千以上になると思う」と、異なる路線に活躍の場を求めていく。
主戦の四位は
エルディストの
菊花賞9着を踏まえて「G1ではまだ力不足だったということ。数も使っていないし、緩い」と
ジャッジ。それでも、一歩ずつ前進しており、追い切りの感触に「グッとは良くならないけど、それが徐々に良化してきている状況。自分から、という走る気は出てきたよ」と手応えをつかむ。師も「この馬はこれから。成長が見られる。能力は高いから」と期待を込めた。
2着までにダービーの優先出走権が与えられる
青葉賞が2着。3着までに
菊花賞の優先出走権が与えられる
神戸新聞杯では3着。完成途上ながら大舞台への切符をつかむなど、随所で勝負強さを発揮してきた。デビューから1年。初の重賞獲りで飛躍の足掛かりにする。
提供:デイリースポーツ