「根岸S・G3」(29日、東京)
スピード自慢の
ノボバカラが巻き返しを狙う。地方交流も含めダート短距離重賞で3勝と文句なしの成績を残しているが、1番人気に支持された前走の兵庫ゴールドTで3着と不覚を取った。天間師は「(2走前の)カペラSで目イチの競馬をした後だったからね。疲れが取り切れていなかったのと、外枠で振られたのもあった」と敗因を挙げる。
今回と同じダート1400メートルの条件では、昨年3月の準オープン・
納屋橋Sから始まり、
コーラルS、
かきつばた記念と、3連勝の快進撃。通算成績も6戦して〈4020〉と、抜群の成績を残している。「本当は芝スタートの方が行き脚がつきやすいからいいんだけどね。1400メートルの左回りは下手じゃない」と前向きだ。
柴田大を背にした18日の1週前追い切りでは美浦坂路で4F51秒1の好時計をマーク。「疲れも取れていい感じになっている。大知を乗せて先週やったし、もう調整ぐらいでいい」と、臨戦過程に狂いなしを強調した。
「枠順とスタート次第だが、ある程度スピードを生かす競馬になると思う。大知は先行するのが大好きだからね。頑張ってくれるでしょう」と初コンビとなる鞍上にも期待を込める。ダー
トスタートをクリアしてスムーズに先行できれば、あっさり巻き返すシーンもありそうだ。
提供:デイリースポーツ