先週末もヨーロッパでは、開催までいよいよ6週間余りとなったチェルトナム・
フェスティヴァルへ向けた前哨戦が各所で行われている。
当初は21日に
アスコットで予定されてたものの、馬場凍結で28日のチェルトナムに移設されての開催となったスティープルチェイス2マイル路線のG1・
クラレンスハウスチェイスは、1.5倍の1番人気に推されたアンデスコー(騙9)が優勝し、6度目のG1制覇を果たした。次走は、チェルトナム
フェスティヴァル3日目のG1・ライアンエアチェイス(芝21F)の予定で、ブックメーカー各社の前売りではオッズ4倍前後の1番人気に推されている。
同じく28日にチェルトナムで行われたスティープルチェイス3マイル路線のG2・コッツウォルドチェイスは、昨季のG1・ワールドハードルを含めて9連勝だった1番人気(1.44倍)のシクルクラック(騙9)を2着に退けて、15年のG3・グランドナショナル勝ち馬メニークラウズ(騙10、9倍の3番人気)が優勝。4度目の重賞制覇にして初のG1制覇を果たした。ところが、メニークラウズはゴール直後に心臓発作を起こして転倒。突然死するという悲劇が起きている。
同じく28日にチェルトナムで行われたハードル3マイル路線のG2・クリーヴハードルは、1.91倍の1番人気に推されたユーノウホワット
アイミーンハリー(騙9)が優勝。今シーズン負け知らずの8連勝を達成するとともに、5度目の重賞制覇を果たした同馬の次走は、チェルトナム
フェスティヴァル3日目のメイン競走となるG1・ステイヤーズハードルで、オッズ2.5倍〜2.75倍の1番人気に推されている。
29日にレパーズタウンで行われたハードル2マイル路線のG1・愛チャンピオンハードルは、1.9倍の1番人気に推されたプティムーショワール(騙6)が優勝。前走G1・ライアンエアハアードルに続くG1・2連勝を果たした。次走はチェルトナム
フェスティヴァル初日のメイン競走として行われるG1・チャンピオンハードルの予定で、オッズ5.5倍〜6倍の3番人気となっている。
(文・合田直弘)