日本
中央競馬会(
JRA)は30日、東京都内のホテルで2016年度の
JRA賞授賞式を行い、競走馬部門の関係者が表彰された。
最優秀3歳牡馬に選ばれた
サトノダイヤモンドのオーナー、里見治氏は「
菊花賞で今までずっと手が届かなかったGI制覇、本当に嬉しいです。
有馬記念は残り100mで負けたなと思いましたが、本当に頑張ってくれました。あんなにゾクゾクしたことはありません。出たレースは無事に勝ってほしいし、秋にはフランスでも勝ってほしいなと思います」と秋には
凱旋門賞へ出走する予定であることを改めて語った。
また、特別賞を受賞した
モーリスのオーナー、吉田和美氏は「天皇賞、
香港カップは距離が延びても血統的に大丈夫だと思っていました。ラストランの
香港カップは素晴らしい脚で抜けてきてくれて、最後にいい終わり方をしてくれたので、本当に嬉しいレースでした」と引退した
モーリスを労った。
他の競走馬部門を受賞した関係者皆様のコメントは以下の通りです。
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最優秀2歳牡馬・
サトノアレスについて里見治氏
「朝日杯はまさか勝てるとは思ってなかったのですが、直線で脚色が他の馬よりよかったのでいけるかなと思いました。ゴールに飛び込んで優勝した時は、びっくりしたりうれしかったりで。今年の目標はもちろんクラシック。無事に出てくれればと思っています」
◆
最優秀2歳牝馬・
ソウルスターリングについて有限会社社台レースホース代表の吉田哲哉氏
「個人的に安定感はあまり感じなかったですが、こういう賞に選出していただいたこと光栄に思います。これから
桜花賞目指していくことになると思いますが、お母さんの系統からもこなしてくれると思います。期待したいです」
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最優秀3歳牝馬・
シンハライトについて有限会社キャロット
ファーム社長の高橋二次矢氏
「
オークスはすごいレースでした。それまで4戦して1度しか負けていなかったというのは素晴らしいですし、安心して見ていました。この能力が子どもたちに受け継がれていってほしいです」
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最優秀4歳以上牝馬・
マリアライトについて有限会社キャロット
ファーム社長の高橋二次矢氏
「(強豪牡馬に勝った)
宝塚記念の勝利はなんとも言えない、表現しがたいものでした。こんな根性を持った馬だったのか、と。素晴らしいです。会員さんや出資者の方から毎日のように『あの馬をお婿さんに』というメールをいただいていまして、皆様がとても期待されていることを感じています。強い子を生んでくれると思います。期待しています」
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最優秀短距離馬・
ミッキーアイルについてオーナーの野田みづき氏
「(野田みづき氏の所有馬が、3年連続のGI勝利に)私自身がびっくりするくらいの結果です。昨日、引退発表となりましたが、
ミッキーアイルに似た素晴らしい馬が生まれてくれたら嬉しいです」
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最優秀障害馬・
オジュウチョウサンについてオーナーの株式会社
チョウサン代表の長山尚義氏
「こんなに嬉しいことはありません。まさかGIを取れるとは思っていなかったので。毎回無事に走ってくれることを幸せに思っています。」
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最優秀ダートホース・
サウンドトゥルーについてオーナーの山田弘氏
「
チャンピオンズCは、誰もがそう思ったと思うのですが、とても届かないようなところから来たので、“まじか!”と言う意味で「
サウンドトゥルー!」と叫んでました。今年の目標は、どのレースも勝ちたいですが、出来たら
チャンピオンズCを連覇したいです」