日本
中央競馬会(
JRA)は30日、東京都内のホテルで2016年度の
JRA賞授賞式を行い、
年度代表馬に選ばれた
キタサンブラックの関係者や、3年連続で
JRA最多勝利騎手に輝いた
戸崎圭太騎手らが表彰された。
年度代表馬と
最優秀4歳以上牡馬に選ばれた
キタサンブラックのオーナー、(有)大野商事の北島三郎氏は「ひとこと、感じるままに言わせてもらいたい。こんな立派な意義のある賞をいただいて、プレゼントしてくれたブラックに『ありがとう』と感謝を申し上げたい。
そして、ブラックに手を尽くしてくれた関係者、リードしてくれた
武豊さんや関係者にありがとう。応援してくれた皆様にありがとう。レースで勝った負けたはあるけれど、どの馬も走っている姿は素晴らしく、その中で1位を獲らせてもらったことに感謝しています。最近ではわたしよりブラックの方が人気で、表に出ると『おい、ブラック!』と声をかけられます。
今年のレースは関係者の皆様に決めてもらって、ひとレースひとレース怪我なく、頑張ってもらいたい。こんな素敵な馬に出会えたことに感謝しています」と
キタサンブラックに携わる関係者、ファン、そして愛馬への感謝を述べた。
主戦の
武豊騎手は「(ブラックに感じる強さは? の問いに)誰が乗っても走ってくれるところじゃないですかね(笑)。このような素晴らしい馬に騎乗させていただけること、今年もコンビを組ませていただけることに大変感謝しています。その気持ちに応えたいです」とジョークを交えた回答で会場を湧かせた。
管理する
清水久詞調教師は「優れているところはたくさんありますが、無駄なところで体力を使わない、普段の調教も競馬もわかってくれて賢い馬ですね。出るレース全て(勝つことが)目標になりますが、時に年末の
有馬記念は必ず獲りたいという気持ちがあります」と抱負を語った。