JRA騎手課程33期生の卒業式が7日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。今年は5人が卒業。9日の騎手免許試験合格発表を経て、3月以降にデビューを果たす。
この日に行われた模擬レース最終戦は5頭立て4着に終わった
横山武史君だが、全8戦の総合ポイントで争う「競馬学校
チャンピオンシップ」で見事に優勝を果たした。
横山典の三男で、兄は騎手の和生と、親子、兄弟の現役ジョッキーとなる。卒業式で表彰を受けた武史君は「予想外の競馬をしたり、馬を第一に考える父が目標。少しでも早く追いついて、いずれは追い越せるようになりたい」と偉大な背中を追っていく。
「けがなく、長く乗り続けられればいい。あとは彼の努力次第。まだ何にも染まっていないから、真っすぐ育ってほしい」と横山典はエールを送る。「3人で同じ競走?ほっといてもいつか乗れるだろう」と、いつもの勝負師のそれとは違う“父の顔”をのぞかせていた。
提供:デイリースポーツ