香港ヴァーズでGI初制覇となった
サトノクラウン(牡5・美浦・
堀宣行)が、
京都記念(GII・芝2200m)に向けてウッドチップコースで最終追い切りを行った。同馬について森調教助手のコメント。
「香港のレース後、ノーザン
ファームしがらきに放牧に出しました。こちらに帰厩してからも海外遠征の疲れもなく、この馬としてはしっかり乗り込めていて順調です。昨年の今頃に比べると15キロほど体が増えていて、少し腹回りに余裕がありますが、調教の動きは良く力は出せると思います。ただ輸送等を考慮しても、少し重めという印象です。当日は490キロ台になりそうですが、できればそれを少し切るくらいの馬体重で出走させたいですね。
2走前の
天皇賞・秋(GI・14着)は大敗していますが、レース後の体のダメージはほとんどありませんでした。あとは
香港ヴァーズに向けて、気持ちの面を走る方に向けていくことを重点に調整をしました。さらに
モーリスや
ネオリアリズムと一緒に香港に向けて調整できましたし、春も1度香港に遠征を経験したこともうまく噛み合って、前走の結果に繋がったと思います。天候が悪いようですが、この馬は重い馬場を苦にしないので、大丈夫でしょう。土曜日に輸送予定です」
(取材・写真:佐々木祥恵)