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フェブラリーS・G1」(19日、東京)
その勢いは天井知らずだ。上がり馬が好時計でG1仕様を誇示した。美浦から駆けつけた津村を背に15日、
カフジテイクは栗東坂路で単走。自己ベスト(51秒9)には及ばなかったが、自身No.2となる4F52秒1-37秒6-12秒4をマークした。
感触を確かめた津村は「落ち着いて走れていた。もう少し遅めでもいいと思ったけど、それだけ順調に来ているんだと思う。動きはいい」と納得の表情。動きを見守った湯窪師も「速いかなと思ったが“無理していない”とのこと。具合がいいんじゃないかな」と力強くうなずいた。
破格の切れで突き抜け、前走で重賞初V。「時計も速かった。直線の長いのがいいのでしょう。1800メートルもこなしている(前々走のチャンピオンズC4着)し、1600メートルもいいんじゃないかな」と距離延長にも期待を寄せる。登録済みのゴドルフィンマイル(3月25日・UAE、メイダン)は「この結果次第」と流動的。G1制覇が第一の使命だ。
当初騎乗予定だった福永が負傷したため、指名されたのが、今回4度目のコンビとなる津村。「初めて乗った時に末脚がすごいと思った。このチャンスを生かせるかで、この先のジョッキー人生が変わってもいい。G1を勝ちたくてジョッキーになったので気合も入っています。思い切って乗るだけ」と力を込める。人馬の夢を乗せて-。圧巻の末脚で初のG1タイトルをつかむ。
提供:デイリースポーツ