18日に
オーストラリアのシドニー近郊にあるローズヒルガーデンズ競馬場で行われたG2・シル
ヴァースリッパーS(芝1100m)は、
シーウィルレイン(牝2、父マンハッ
タンレイン)が、2着以下に1.1/2馬身差をつけて優勝。1.35倍という圧倒的1番人気に応えるとともに、デビューから記録している無敗の連勝記録を3に伸ばしている。
G1・AJCサイアーズ
プロデュースS(芝1400m)勝ち馬で、名種牡馬リダウツチョイスの半弟にあたるマンハッ
タンレインの、4世代目の産駒の1頭となる
シーウィルレイン。1月28日に父の2世代目の産駒の1頭となるウィ
スキーバロンが、南アフリカの代表的レースであるG1・サンメット(旧名J&Bメット、芝2000m)を制して、産駒によるG1初制覇を果たしたばかりである。
ワーウィック
ファームを拠点とするゲイリー・ポーテリ厩舎に所属する
シーウィルレインは、12月10日にケンブラグランジで行われたメイドン(芝1000m)でデビューし、ここを8.1/4馬身差で楽勝。続いて12月17日に
ロイヤルランドウィックで行われたLR・イングリスナースリー(芝1000m)に駒を進め、ここも4馬身差で制していた。
デビューから3連勝で重賞初制覇を果たした同馬の次走は、3月19日にローズヒルガーデンで行われるG1・
ゴールデンスリッパーS(芝1200m)の予定で、ブックメーカー各社は同馬をオッズ4倍〜4.5倍の前売り1番人気に推している。
(文・合田直弘)