「
阪急杯・G3」(26日、阪神)
前走、阪神Cでの
シュウジの走りは圧巻の一語だった。6番手追走から直線で外に持ち出すと、矢のような鋭い末脚を披露。他馬が止まって見えるほどの切れ味で、15年
小倉2歳S以来の白星で重賞2勝目を飾った。
この中間もすこぶる順調だ。「短期放牧を挟んで体が10キロほど増えているが、それでこの時計が出るのだからすごいよ」と須貝師が思わずうなった1週前追い切り。同じ
阪急杯に出走予定の僚馬
ブラヴィッシモ(5歳オープン)と栗東坂路で併せて0秒5先着、4F49秒8-1F12秒0の猛時計を叩き出したのだ。まさに目下の充実ぶりが凝縮された内容と言えるだろう。
15年7月のデビューから破竹の3連勝を決めた好素材。なかなか勝てず、もどかしい時期も過ごしたが、復活を遂げた今となっては過去の話だ。「1400メートルの前走を勝ったのは大きな収穫。次の
高松宮記念のためにもいい
ステップにしたい」とトレーナーは意欲を口にする。目標するG1舞台に向けて、立ち止まるわけにはいかない。
提供:デイリースポーツ