「
弥生賞・G2」(5日、中山)
クラシックへの登竜門で存在感を示す。2月12日の東京で新馬戦を勝ち上がったばかりの
サトノマックスが2日、美浦Wの併せ馬で切れのある動きを披露。
弥生賞での最少キャリアとなるデビュー2戦目でのVを狙う。管理する堀師は先週の
中山記念を
ネオリアリズムで制し、3週連続での
JRA重賞制覇を達成。4週連続となれば史上初の快挙となる。さらに重賞通算50勝にもあと“1”と迫っている。
スパッと切れた。1戦1勝の
サトノマックスが美浦Wで僚馬
バリングラ(3歳500万下)と併せ馬を敢行。雨の影響で走りづらい馬場状態も何のその、ディープ産駒らしい切れを発揮した。4F54秒3-39秒8-12秒7の時計で1馬身先着。最後も鋭い伸び脚を発揮した。
騎乗したシュタルケは「4角までの手応えが良かったし、最後もいい反応を見せてくれたね」と手応えをつかむ。今回が初コンタクトとなったが、能力の高さは確実に伝わったようだ。「非常にいい馬だね」とパートナーを絶賛した。
舞台は新馬戦を制した東京芝1600メートルから中山芝2000メートルに変わる。「きょうの走りなら中山でも大丈夫でしょう」と鞍上が不安を一蹴すれば、森助手も「距離が延びた方が良さそうだし、競馬に注文が付くタイプではないので、中山もこなせると思う」と問題視していない。
堀厩舎は現在、
京都記念(
サトノクラウン)、
ダイヤモンドS(
アルバート)、
中山記念(
ネオリアリズム)と3週連続で重賞V。4週連続となれば史上初の快挙となる。「経験値の差はあるが、素質は互角以上だと思っています」と同助手はうなずく。常勝軍団が送り込むキャリア1戦の素質馬が、一躍クラシック候補へと名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ