新人騎手がデビュー。2年目を迎えるジョッキーにとっては、気持ちがより引き締まる思いだろう。
坂井瑠星と新人・
川又賢治は同級生。中学2年生の時には同じクラスだったという。「出会っていなかったらジョッキーにはなっていない」と話す川又に、一足先にデビューを果たした先輩・坂井は「頑張って一緒に上へ行けたら」とエールを送る。
坂井にとっては勝負の2年目。「後輩もできますし、より一層自覚を持たないと」と気合が入る。昨年は
JRA通算25勝を挙げたが、
JRA賞最多新人勝利騎手は45勝をマークした美浦の木幡巧が獲得した。「振り返ると、もう少し勝てたレースもあると思います。取りこぼさないようにしたい」。今年は9勝を挙げ、現在は34勝。「しっかりとした技術を身につけて、一つでも上の順位を」。新人たちには負けていられない。偉大な先輩たちを追い掛け、さらに躍進することだろう。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ