「
阪神大賞典・G2」(19日、阪神)
惜しげもなくその
プライドを見せつける。昨年の最優秀3歳牡馬に選出された
サトノダイヤモンドが今季初陣を迎える。
1週前追い切りは9日、栗東CWで3頭併せ。
サトノケンシロウ(4歳1600万下)、
トーセンレーヴ(9歳オープン)を追走し、直線では最内を突いて加速。並ぶ間もなくパートナーを突き放して2頭に0秒9先着を果たした。ラスト1Fは貫禄十分の切れ味。態勢を整えつつある。
見届けた池江師は「1週前なので、しっかりと負荷をかけました。来週やればちょうどいいと思います」と満足げにうなずく。騎乗した岩崎助手も「伸びが違いましたね。有馬からの成長も感じます」と笑顔を浮かべた。
昨春は
皐月賞3着、ダービー2着と惜敗続き。だが秋は
神戸新聞杯Vを皮切りに、
菊花賞でうっぷん晴らしのクラシック戴冠。返す刀で
有馬記念も制し、最優秀3歳牡馬の称号を手にした。
古馬になった今年は当レースから
天皇賞・春のローテが組まれ、最大目標を
凱旋門賞に置く。始動戦を前に「折り合いに不安はなく、距離も心配していない」と自信たっぷりの指揮官。世界に羽ばたくその前に、まずは堂々と今春の国内席巻を目指す。
提供:デイリースポーツ