昨年の
菊花賞、
有馬記念を制し、
最優秀3歳牡馬に選ばれた
サトノダイヤモンド(栗東・
池江泰寿厩舎)。その始動戦となる
阪神大賞典(3月19日・阪神芝3000m)に向けた最終追い切りを朝一番のCWコースで行っている。
過去の最終追い切り時同様、CWコース3コーナーから入場して、距離は4Fでの追い切り。
フォイヤーヴェルクを3馬身ほど追走してスタートし、直線は内に進路を選んで、前を追いかける流れ。ラスト1F標識手前では前に出るくらい反応が良かった。
早目に前へ出た分、最後は伸びるというよりは流す形に近かったが、それでも時計は4F52.8〜3F38.6〜1F12.2秒と速い。しっかりと体全体を使った走りを見ていると、とても休み明けと思えないし、むしろ4歳になっての成長を感じる動き。目標は先なだけに、まだ余裕を持った仕上げであることは間違いないだろうが、現状でも十分なパフォーマンスを見せてくれるだろう。
(取材・写真:井内利彰)