「ドバイWC・UAE・G1」(25日、メイダン)
メインのドバイワールドCでは、世界最強馬
アロゲートが圧巻の走りで7連勝を達成。4頭が出走した日本馬は
アウォーディーの5着が最高だった。
世界の壁は厚かった。初の海外遠征だった
アウォーディーは好位の5番手を追走。直線は懸命に脚を伸ばしたが、5着に敗れた。「残念だけど、ベストを尽くしてくれた。タフなレースでも食らいついて最後は盛り返した」。
武豊が日本馬最先着をたたえれば、松永幹師も「頑張ってくれました。次は
帝王賞(6月28日・大井)へ」と前を向いた。
初の空輸に初コース。初ものずくめのアウェー戦だったが、「7歳とは思えない対応だった」とユタカは感心する。年齢は重ねていても、ダートはまだ9戦目。初めて連対を外したが、まだ伸びしろがある。そんな手応えを感じ取る遠征だった。
「直線はアッという間。強いわ」。勝者
アロゲートには脱帽した名手だが、「芝は日本馬が強い。ジョッキールームでも話題になっていたよ。日本人の意地を見せたかったけどね。また
トライしたい」と力を込めた。海外G110勝目へ向けて、ユタカの挑戦は続いていく。
提供:デイリースポーツ