「
ダービー卿CT・G3」(4月1日、中山)
何が勝っても不思議でない混戦模様。
マイネルアウラートが念願の重賞初制覇へ大接近だ。前走の
東京新聞杯は4着同着だが、次につながる内容だった。
ブラックスピネルが超スローペースに持ち込み、上がり32秒7で逃げ切った。最も苦手な瞬発力勝負だったが、しぶとく食い下がった。
高橋裕師は「あの超スローじゃね。中山のマイルなら流れるし、あんなペースにはならない。中間も順調だし、ハンデの57キロは仕方ないだろう。一つぐらい重賞を取らせたい」と絶好のチャンスとみる。中山芝1600メートル戦は3勝。前々走の
ニューイヤーSでは2キロ軽い
グランシルクに完勝した。
普段の運動も2人引きでないとできない。それぐらい気性が激しいが、同師は「昨年から馬が変わった。燃えやすい面が競馬でいい方に出ている。柴田大はすっかり手の内に入れているから」と言う。オープン特別3勝。いわゆる“オープン大将”を卒業できるか、今回が正念場だ。
提供:デイリースポーツ