ダービー卿CT(GIII・芝1600m)に美浦から出走する注目馬について、追い切り後の関係者のコメント。
グランシルク(牡5・美浦・
戸田博文)について、千島調教助手。
「牧場でも結構やってきて、先週の追い切りでもビッシリやっていっていますので、今週(3/29)はウッドチップコースで息を整える程度の追い切りでした。力を出せる態勢は整っています。ハンデ55キロは良いですね。中山マイルは堅実に走っていますし、相性も良いです。勝ち切れないところはありますが、重賞を勝って不思議のない能力がありますし、賞金を加算したいです」
ロジチャリス(牡5・美浦・
国枝栄)について、
内田博幸騎手。
「追ってグンと伸びる馬ではなく、ジワジワと伸びるタイプで仕掛けどころに難しさはありますが、能力は高いです。今週(3/29)の追い切りの反応は悪くなかったですよ。前走(
東風S・OP・3着)は休み明けのせいかイレ込んでいるように見えたので、競馬を1度走ったことで
リラックスしていればと思います」
マイネルアウラート(牡6・美浦・高橋裕)について、高橋調教師。
「昨年の前半は結果が出せなかったですが、後半は成績が安定しましたし、充実しています。前走(
東京新聞杯・GIII・4着)は、スローペースで上がりの速い競馬になって最後は差されましたが、よく頑張っていました。前走後は短期放牧に出してリフレッシュさせています。戻ってきてからも順調ですね。先週は強めに追い切っていますので、今週は調整程度にしました。今回も良い位置で運べるでしょうし、前回の東京のように直線が長くはないので、差されなければと思います。重賞を勝たせてあげたいですね」
ダイワリベラル(牡6・美浦・
菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「間隔が詰まっていますし、今週は集中して走れるように坂路で追い切りました。動きは良かったですね。瞬発力はあまりないですが渋太さがありますし、大きいわりには器用ですね。前走(
東風S・OP・2着)はメンバーを見てあまり前に行くのはいなさそうでしたし、可能ならハナに行くようにとジョッキーにも言っていました。枠順やゲートの出次第ですけど、今回もハナに行っても良いと思っています」
(取材・写真:佐々木祥恵)