「
大阪杯・G1」(2日、阪神)
“歌わない宣言”の公約通り、まつりの熱唱こそなかったが、「感動、感激!この興奮は何回あってもいいですね」と、北島三郎オーナーは勝利の余韻に浸った。G1・4勝目を挙げた愛馬・
キタサンブラックの姿に「一段とたくましくなった。武さんも“さらに強くなりましたよ”と言ってくれた」と満面の笑みを浮かべる。
優勝会見では開口一番、「今週佐々木さんがテレビに出ていて、俺もこうなれればいいなと思っていた」。先月25日に
ドバイターフ・UAE・G1で金星を挙げた
ヴィブロスを所有する“大魔神”こと佐々木主浩氏の名を挙げて笑いを誘った。
この日の勝利で、
愛チャンピオンS・愛G1(9月9日・レパーズタウン)への優先出走権を獲得。
凱旋門賞・仏G1(10月1日・
シャンティイ)を含めた海外遠征には「行くのは寂しい気持ちが“親心”としてあります。でも馬の体調が良ければ、そして皆さんが望むのであれば。決して反対はしていませんよ」と笑顔で前向きさを強調した。“親と子”がターフで紡ぐ物語は、まだまだ続いていく。
提供:デイリースポーツ